O脚の治し方 整体師が教える家庭でできる5つのストレッチ

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まっすぐに足をそろえて立っているはずなのに、足に隙間が開いてしまう。これでは、スカートをはくことにためらってしまいます。流行のスリムなジーンズを履いても足の格好が悪いと見栄えもよくありません。

日本人の女性の8割から9割はO脚に悩んでいるとも言われています。

O脚を治すための治療法やストレッチ方法などの情報はネットでも提供されています。しかし、中には逆効果になりそうな方法もあります。

そこで、この記事ではO脚の改善を専門になる整体師の監修により、家庭でできる効果的なストレッチについてお伝えしたいと思います。

これまで38名の女性が実践して効果を実感した内容です。毎日約15分間、約20日間続ければ、あなたも効果を実感できるはずです。私自身も実践して効果が出ましたので、男性にも効果があります。

 

 

O脚って、どんな足のこと?

一般的に、O脚とは、足がまっすぐでなく、足を閉じても隙間ができてしまう状態のことを言います。

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このように一口にO脚と言っても、さまざまな種類があります。

共通点は、足がまっすぐに伸びていないということです。O脚は、見栄えが悪いだけでなく、将来の健康を損なう可能性があるので、早めの対処が必要です。

 

 

O脚になる原因は?

O脚の原因は、先天的なものと生活習慣による後天的な理由が考えられます。

先天的な原因としては、骨のゆがみ、関節の異常による理由が考えられます。この場合は、整形外科などでレントゲン撮影を行い、まずはご自身の現状について正しい理解が必要です。先天的な原因によるO脚は必ず改善できるとは言い切ることができません。しかし、専門の医師や整体師によって、かなり改善された事例もあります。

一方で後天的なO脚は、ストレッチを繰り返すことで改選することが可能です。

まずは、後天的なO脚の原因についてご説明します。心当たりにある方は生活習慣を改善してみてください。

 

歩き方が原因のO脚

外反母趾や浮き指のある足、扁平足の場合、親指で踏ん張って歩くことができにくくなります。そのため、足先が外側に向かって流れるねじれ歩行になりがちです。ねじれ歩きは、すねの外側の筋肉が極端に発達させ、腓骨頭が外側へ出っ張ってしまい、結果、O脚になってしまいます。

 

骨盤のゆがみが原因のO脚

骨盤が歪むとそれにつれて大腿骨もねじれてしまい、O脚になってしまいます。原因は姿勢が悪いために、骨盤が緩み、結果足がO脚になると考えられます。

骨盤が開くと、それについている大腿骨もねじれてしまいO脚になってしまいます。原因は、腹筋・殿筋の筋力低下により骨盤が緩み、結果O脚になると考えられます。

 

 

 

O脚だとどんな困りごとがある?

 

着たい服を着ることができない

O脚になると足がまっすぐに伸びないため、着たい服を来ることができないと悩んでいる女性が多くいます。ご自身の体型を気にして服を制限すると気持ちが沈み、マイナスの感情が大きくなってしまいます。

 

靴が偏って減る

O脚になると足裏に体重が不均衡にかかるので、靴が片方だけ減ることになります。見栄えが良くないと同時に、ますます、片方に体重がかかるので、体のバランスが本来の状態とかけ離れてしまいます。

 

疲れやすい

O脚は体本来のバランスではないため、体力を消耗しやすいと言えます。O脚でない人と比較して3倍ほど疲れるという研究結果も出ています。

 

膝や足首を痛めやすい

O脚の場合、体重の異動が均等にならないため、膝や足首などの関節を傷めやすくなります。特に、外側に力が入る歩き方の人は、捻挫をしやすくなります。

 

腰痛になりやすい

膝をかばって歩くと負担は腰に表れます。結果、腰痛を引き起こすことがあります。

 

頭痛、生理痛などを引き起す

体のバランスが悪いと、脊髄がゆがむため、自律神経が乱れ、頭痛や生理痛を引き起こすことがあります。

 

 

O脚はストレッチで改善できます

生活習慣によるO脚は外側の筋肉の発達を和らげ、足の内側の筋肉を強くすることで改善することができます。

ここからは、足の内側の筋肉とお尻の筋肉を発達させるストレッチをご紹介します。

 

O脚を治すためにおすすめできないストレッチ

O脚を改善するストレッチをお話しする前に、おすすめできないストレッチについてお伝えしておきます。

それは、「ぺたんこ座り」です。股関節を柔らかくするために効果的だという指摘もありますが、このブログでは反対の立場です。

ぺたんこ座り
女性がよくやっている「ペタンコ座り」

 

ぺたんこ座りは、女性特有の座り方です。女性がぺたんこ座りができる理由は、出産など、股関節が開く場面が多いからです。女性の場合は、すでに股関節が柔らかいので、さらに股関節を緩めるようなストレッチは必要ありません。骨盤を緩めてしまうことで、関節が外を向き、逆にO脚を広げてしまうことがあります。

骨盤が緩むようなストレッチは逆効果となりますので、ご注意ください。

 

では、ここからは家庭でできるO脚を改善するためのストレッチの方法をお伝えします。

 

 

水分を補給してからストレッチは行う

ストレッチを行う際は、十分に水分を補給してから行ってください。筋肉、細胞に十分水分が行き渡らないと、伸び・縮みをうまくしてくれません。ストレッチ効果が半減してしまします。

 

O脚を治すためのストレッチ1:平衡に足を出して歩く

歩く時は、意識して足を並行に出すようにしてください。足の親指で蹴って前に進むように意識すれば足の内側の筋肉を鍛えることができます。

足は握りこぶしが一つはいるくらいの幅にします。足先は11時のようにします。

足をまっすぐに前に出して、ゆっくりと歩きます。踵から着地して後ろ足は親指で蹴って前に出るイメージです。家の中でやる場合は、スペースに限りがありますので、歩幅を狭くして歩いてください。

つま先と踵を意識して歩くようにしてください。室内が狭い場合は、ゆっくりと歩いても構いません。

普段、外を歩くときもつま先と踵を意識してまっすぐに歩くように心がけてください。

注意していただきたいには、女性の場合内またになりがちで、男性の場合、がに股になりがちです。こうした歩き方の癖がつくと、股関節がゆがんでしまいます。

 

 

 

 

O脚を治すためのストレッチ2:足にタオル(クッション)を挟んで立つ

足にタオル(クッション)を挟んで立つことで、足の内側の筋肉が鍛えられます。最初はタオル(クッション)から、慣れてきたら下敷きなど薄いものを挟むようにしてください。1回3分が目安です。

ここではタオルで見本をお見せします。

腰を意識しながら、足にタオルをはさみます。O脚の激しい人はタオルを厚めに折ってください。それほど足の幅が開いていない人はタオルを薄く折ってください。

お尻を上げていただき、ゆっくりと背筋を伸ばしてまっすぐに立つようにします。

O脚を治すためのストレッチ3:スクワット

余裕がある人は、足にモノを挟んだままスクワットをしていただくと、さらに内側の筋肉を鍛えることができます。ゆっくりと膝の曲げ伸ばしを行います。

2の応用編としてスクワットを行います。背筋伸ばしてゆっくりと膝の曲げ伸ばしを行います。

 

状態を上げる時は、まっすぐに立ってください。時間は1分から2分が目安となります。

O脚を治すためのストレッチ4:パタパタ体操

仰向けになっていただき、足をパタパタ左右に動かします。これを100回から300回くらい行います。

内側の筋肉を意識して足の開け閉めを行います。外側の筋肉が強いことで膝が外を向く原因になるので、内側の筋肉を鍛えます。内側の筋肉がつくと足がまっすぐになってきます。

 

 

 

O脚を治すためのストレッチ5:足曲げパタパタ体操

パタパタ体操の応用編として、膝を曲げて足を上下にパタパタと動かします。これにより、股関節も柔らかくすることができます。

 

足を90℃に曲げます。左右に両足をパタパタと開いて閉じてを繰り返します。こちらも100回から300回行います。


ここでお話ししたストレッチは家庭で手軽にできる内容のものばかりなので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。1回3分を目安に、朝に行うと効果的です。もちろん、朝・昼・晩と定期的に行うとさらに効果的です。

 

 

 

 

まとめ

何事も「継続は力なり」というように、ここでご紹介した簡単なストレッチをやっていくことで、O脚は改善されていきます。

水分の補給を忘れず、

親指を意識して並行に歩く

足にクッションを挟む

スクワットをする

パタパタ体操

足曲げパタパタ体操

以上の5つを1日3分間行ってください。

 

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金子 優陽

院長中央治療院
1959年北海道中標津で生まれました。釧路高専で機械工学を学んだ後、明治鍼灸短大(現 明治国際医療大学)を卒業。共同著書として、ぜんしんび運動、健康麗人を発行。全世界に3,000人の教え子がいます。震災後、整体ボランティアとして石巻に5回訪れました。

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