整体師が教える足のしびれ3つの原因と3つのセルフケアの方法

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足のしびれを訴える患者さんが増えています。正座をしたわけでもないのに、いつも足がじんじんするという悩みを抱えている人は少なくありません。常に、おもりが足の下にあるように感じるという症状を訴える患者さんもいます。

 なんとか歩くこともできるので、足のしびれの治療は後回しにしがちですが、実は深刻な病気の症状が表れているのかもしれません。

 この記事では、足のしびれの原因と自宅できるセルフケアの方法をお伝えします。

 

 

 

足のしびれがおこる3つの原因

 

1:坐骨神経痛

 坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで痛みやしびれなどの症状のことを指します。

多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれがあらわれます。深刻な場合は、麻痺や痛みによる歩行障害を伴うこともあります。

 

 

2:冷え

 夏場にクーラーが効いた部屋に長時間いることで、体が冷えます。特に足の指さきが冷えやすいと言えます。冷えは体の血行を悪くして、足のしびれの原因となります。

 

 

3:骨盤のずれ

 骨盤がずれることで、腰痛を引き起こします。お尻から足にかけての神経は腰椎を通っているため、腰椎(背骨の腰部分)に変形などの異常が起こると神経が圧迫されてお尻から足にかけての広範囲に「痛み」「しびれ」の症状が現われることがあります。

 

 

 

足のしびれをほっておくとどうなるのか?

 足のしびれによる体の変調は、次の3つの症状としてあらわれます。

 

1:感覚の低下

 足裏で何かに触れた時の感覚や熱いものや冷たいものなどが触れたときの感覚が鈍くなる。

 

2:運動麻痺

 足を動かしにくくなり、力が入らなくなる。

 

3:異常知覚

 正座などをしていなくても、足がしびれてジンジン、ズキズキした感覚が起きる。

 

こうした体の変調を放置しておくと、次のような問題がおこります。

 

1:歩きにくい

 足の感覚が鈍くなると、歩きにくくなります。

 

2:足を開いて歩くようになる

 痛みを下げるために、楽な歩き方をしていると、足を開いて歩く癖がついてしまいます。

 

3:足が曲がる

 足を開いて歩く癖は将来的に足を変形させてしまうことがあります。

 

4:猫背

 血行が悪く、足がしびれたまま、楽な姿勢で歩いていると猫背の原因となります。

 

5:首の筋肉が弱る

 頸椎が曲がると体の筋肉や骨が衰え、将来的には骨折しやすい体になってしまいます。

 

6:肝臓が悪くなる

 東洋医学では、腰痛は肝臓が現認だと言われます。肝臓は怒りの感情のあらわれとも言われ、怒りは人のストレスを増大させてしまいます。

 

 

 

自分でできる足のしびれを改善するセルフケア方法1

 ここからは、足のしびれを改善するために、自宅でできるセルフケアのためのストレッチ方法をお伝えします。

 足の角度など、わかりやすくお伝えするために、動画で解説します。 




 

20分から30分かかりますが、この方法を実行していただくと腰の痛みも緩和し、坐骨神経痛、ヘルニア、脊椎観分離症にも効果的です。

 

自分でできる足のしびれを改善するセルフケア方法2

 次のストレッチはお尻の筋肉をゆるめて足のしびれを緩和する方法です。

 

 

 

 

自分でできる足のしびれを改善するセルフケア方法3

 次のストレッチは冷えからくる足のしびれを緩和する方法です。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか?足のしびれは、ついほっておいてしまいがちです。しかし、重大な体の変調が起こっているサインかもしれません。まずは、自宅で簡単にできるストレッチを毎日行ってみて、症状が改善しない場合は、専門家にご相談ください。

 

 

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金子 優陽

院長中央治療院
1959年北海道中標津で生まれました。釧路高専で機械工学を学んだ後、明治鍼灸短大(現 明治国際医療大学)を卒業。共同著書として、ぜんしんび運動、健康麗人を発行。全世界に3,000人の教え子がいます。震災後、整体ボランティアとして石巻に5回訪れました。

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