整体師が教える五十肩の原因とセルフケアの5つの方法
肩から腕にかけての痛みがある。
肩の可動範囲が狭くなったと感じたら、五十肩になっているかもしれません。
五十肩は男性だけの症状ではありません。
女性が髪を束ねようと腕を上げようそして上がらない
洗濯物が干しにくい
ブラシャーを付けようと後ろに手を回したら肩がまわりにくい
これらは五十肩の症状です。
最近では、40代で肩が上がらなくなる人も増えているので、四十肩とも言われます。
もしかしたら、そのうちに三十肩という症状も生まれるかもしれません。
この記事では、五十肩の症状と自宅でできるセルフケアの方法をお伝えします。
五十肩になる原因
五十肩の原因は特定が難しいと言われています。
臨床の経験から、大きくは3つの原因にまとめてみました。
1:寝違い
2:長時間同じ作業をしている
3:急激な力仕事による衝撃
男性の場合、腕を上げた状態で長時間作業をした後に起こりやすい病気だということはいえます。リフォーム業など、天井に向けて腕を上げる仕事の方は五十肩を発症しやすいと言えます。
その他には、重い物を持ち上げようとした瞬間や、テニス、ゴルフのスイングなどの最中に突然激痛におそわれ、それ以降、肩を動かすたびに痛むケースも多いようです。
五十肩は関節の周囲に炎症が起こることで発症します。
五十肩は関節の周囲に炎症が起こる病気なのですが、その炎症が最も多く起こる場所が「腱板」と呼ばれる場所です。腱板は加齢とともにもろくなり、炎症を引き起こしやすくなります。
五十肩をほっておくとどうなるのか?
では、五十肩をほっておくとどうなるのでしょうか?
1:眠れない
少しの寝返りでも激痛が走ることがあり、眠れなくなる人は多いようです。
2:自律神経の働きが減退する
肩の運動可動域が狭くなることで、体の動きも制限され、自律神経の働きが減退します。
肩の動きが狭くなると、つながっている首、背中の筋肉も固くなり背骨の両脇を流れる
自律神経の流れもわるくなり、消化器系、循環器系、肝臓、腎臓などの内臓のはたらき
も減退
3:柔軟性がなくなる
五十肩になると、周囲の筋肉の柔軟性もがなくなり、生活に支障をきたします。
4:乳酸が貯まりやすくなる
乳酸が貯まりやすくなり、老廃物が沈殿することで、疲労物質が貯まりやすくなります。休んでも休んでも疲労が抜けにくくなります。
自分でできる五十肩を改善する3つのセルフケア方法
五十肩を改善するストレッチ1:うちわ体操
五十肩は、中の筋肉が固くなって動きが悪くなるケースがほとんどです。このストレッチでは、肩の中の筋肉を柔らかくするストレッチをお伝えします。団扇を使ってインナーマッスルを鍛えます。
手のしびれを改善するストレッチ2:鎖骨のゆがみを整える
五十肩の痛みを緩和するために、鎖骨のゆがみを整える方法をお伝えします。
ストレッチ方法は動画をご覧ください。
五十肩を改善するストレッチ3:操体法
腕が上がりにくい場合、がんばってあげようとしても、逆に肩の痛みを悪化させてしまうこともあります。ここでは操体法を使ったストレッチをお伝えします。
瞬間脱力を3回繰り返すと、先ほどよりも肩が上がるようになっていると思います。ぜひ、試してください。
まとめ
いかがでしょうか?五十肩で悩んでいる人の年齢は下がり、40代、30代でも肩の痛みを訴える人は少なくありません。しかし、五十肩は、ほっておいても改善するものではありません。肩の痛みを感じたら、この記事にあるストレッチを行ってください。
まずは、自宅で簡単にできるストレッチを毎日行ってみて、症状が改善しない場合は、専門家にご相談ください。
Follow me!

金子 優陽

最新記事 by 金子 優陽 (全て見る)
- 座って出来る肩の調整 - 2017年11月12日
- 足指マッサージの驚くべき効果 - 2017年10月12日
- すごい効果!尿もれ防ぐ朝のパタパタ体操 - 2017年10月8日
たった1時間で学ぶ無料動画講座
◉ 足裏と全身神経との関係
◉ 足裏と内臓の関係
◉ 具体的な足裏視診法のやり方
◉ 患者さんの足裏を視診している具体的な事例
◉ 足の冷えを改善させる方法
◉ ふくらはぎで寿命を予測できる理
これらをたった1時間で学ぶことができます。社会に貢献したいと考えている整体師さんはぜひご覧いただけば幸いです。